大門再生へ学生のお知恵拝借…都心商店街振興組合 大谷短大が協力

update 2014/4/26 10:18


 函館都心商店街振興組合(渡辺良三理事長)は本年度、駅前大門地区の再生、活性化に向け、学生の知恵や力を借りて事業を展開する。函館大谷短大が協力し、学生がワークショップやフィールドワーク調査などに参加。若者のアイデアを事業に反映させるほか、まちづくり積極的に関わってもらう。

 商店街が協力を依頼し、同短大側も快諾。学生が参加することになった。若い人にまちやまちづくりに関心を持ってもらうことが狙いで、コミュニティ総合学科の1年生15人ほどが参加する。

 商店街では2016年3月の北海道新幹線開業を見据え、集客力アップや定住促進、安全安心なまちにするための事業を繰り広げているが、学生の視点を取り入れることで、若い人を地域に呼び込むきっかけにする。

 商店街は本年度、安全安心なまちづくりの施策として街路灯のLED化を進めている。ほかに定住促進事業「大門に住もう! プロジェクト」、商業施設誘致に向けた調査を行う計画で、これらの事業に参加してもらう。具体的には商店街側に提案するため、フォラームやワークショップで議論したり、フィールドワークを展開したりする予定。

 渋田昌士准教授と商店街の企画室長で短大の講師を務める小川佳也さんは「学生が子育て世代になった時に必要なものを今から準備しておきたい。まずは学生にまちを好きになってもらうことから始める」と狙いを話した。

提供 - 函館新聞社

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