道新幹線駅名、JRに一任
update 2014/4/23 10:04
北海道新幹線の新駅の名称をめぐる函館、北斗の両市による3回目の協議が22日、函館市内のホテルで開かれた。両市議会がそれぞれ主張する駅名を決議しているこれまでの経過を尊重し、「JRが決定する新駅名称を真摯(しんし)に受け止める」と確認した。協議後、工藤寿樹函館市長は「両市議会の決議は重く、統一名称を決めるのは困難だった。新幹線開業に向けて、両市が力を合わせて道南全体の発展のために尽くしていく」と述べた。
駅名をめぐっては、函館側が「新函館」、北斗側が「北斗函館」を主張。協議は函館側からの呼び掛けで実現し、両市長、両市議会の正副議長の6人が顔をそろえ、昨年12月と今月14日に2度の会合を開いた。
最終協議で、両市は▽新駅の名称の考え方やお互いの立場を尊重する▽JR北海道の決定を真摯に受け止める▽新駅の名称が両市の友好・協調関係に将来にわたり影響を与えるものではなく、道南地域全体の発展のため、連携協力していく|の3点を確認。JR北海道に今回の申し合わせ内容を伝えるほか、道庁にも経緯を報告する。
会見で両市長は互いの立場への理解を深めることができたと協議の意義を強調。高谷寿峰北斗市長は「残念ながら駅名を一つに絞ることはできなかったが、この結果も覚悟していたこと。(両市が)あたかも対立していたかのような受け止めをされているが、それも払しょくできるのではないか」と述べた。
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