スペイン料理フォーラム、函館で10年ぶり

update 2014/4/22 09:57


 2014スペイン料理フォーラムinHAKODATEが21日、五島軒本店で開かれた。函館での開催は10年ぶり2度目。国内外の第一線で活躍するシェフや料理専門家らが集い、スペイン料理の魅力を探った。

 実行委員会(深谷宏治委員長)の主催。フォーラムは3部構成で、同日午前10時半からの「スペインから始まった現代の世界料理の日本への影響」には、東京ドームホテル・鎌田昭男さんらシェフ5人が登壇。スペイン料理文化アカデミーの渡辺万里さんがコーディネーターを務めた。

 シェフらは、スペイン料理や和洋食、スペインの食材や文化などについて熱い討論を展開。スペインではしょうゆやゆず、こんにゃくが人気といい、「イベリコ豚などから和風出汁っぽくしたり、現地では食材や旨(うま)み、気候や自然の勉強をしながら各国で対応できるようにしている」と話した。

 そのほか、スペインのサン・セバスチャンにあるルイス・イリサール料理学校のホセチョ・リザレッタさんの記念講演、スペインや青函の食材をアピールする見本市も。午後6時からの交流パーティーでは、生ハムやワインなどがずらりと並んだ。

 東京から見本市に参加した女性は「いろいろな料理業界の人と話ができ、勉強になる。フォーラムなどにも参加でき、濃い一日だった」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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