駅前大門 LEDで明るく
update 2014/4/19 10:06
函館都心商店街振興組合(渡辺良三理事長)は、駅前、大門地区の街路灯のLED化に乗り出す。現在は照度が低く、8月の港まつり期間中には少年らによる不良行為が多発、非行防止や防犯効果を高める狙いだ。2年後に迫った北海道新幹線開業もにらみながら、同地区の明るさをアップさせることで安全、安心な地域づくりを進める。
同組合と函館西署が昨年12月に締結した地域の安全に関する協定に基づく取り組み。同組合は昨年秋、地区内に防犯カメラ22台を設置しており、LEDへの切り替えで、鮮明な画像の撮影など相乗効果が期待できる。
対象は駅前から松風町までの電車通り沿いと付近の路地一体で、約100本の街路灯。中小企業庁の補助金を活用する計画で、6月にも申請する。事業費は2000万円前後を見込む。8月に着工、11月までに完了させる予定。グリーンプラザ周辺の一部の街路灯については先行的に実施する計画だ。
きっかけは毎年、函館港まつり期間(8月1〜5日)には同地区に多くの少年らが集まり、飲酒や喫煙など不良行為を繰り返していること。同署によると、2013年の少年補導件数は374件で、そのうち半数の180件がまつり期間の同地区に集中した。同署も今回の取り組みを「大門漁火プロジェクト☆Kirari☆」と名付け、少年の非行防止に力を入れる考えだ。
18日には同署の砂原広志署長が渡辺理事長に街路灯改善の要望書を提出。同組合はこれを受け、補助金の申請手続きに入る。砂原署長と渡辺理事長は「互いに連携して明るい商店街、まちづくりを進めたい」と話した。
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