鮮やか、紫のライン…新幹線車両デザイン発表
update 2014/4/17 10:02
JR北海道は16日、2016年3月の北海道新幹線新函館(仮称)開業に向け、新型車両のデザインを発表した。名称は「H5系」で、東北新幹線のE5系をベースにした。内装や外装の一部を変更し、独自のデザインを採用、北海道らしさをアピールする。今秋には第1編成が完成する予定。
名称のH5系は北海道のアルファベット表記の頭文字とした。車両は、JR東日本の東北新幹線E5系「はやぶさ」がベース。同社は約180億円を投入し、4編成40両を製作する。2月にメーカーに発注した。
車両の色は東北新幹線と共通したイメージを持たせるため、上部が緑、下部が白といった基本的な構成は同じ。ただ、側面の帯の色は、E5系がピンクなのに対し、H5系はライラックやラベンダーといった本道の花を思い浮かべさせる紫とし、北海道らしさを打ち出す。
車両のデザインコンセプトは「北海道への旅の序章として、その先の旅への想いを奏でる〜Prologue of the North Experience」で、「旅への期待や高揚感を演出する」(同社)という。
新函館方面の先頭車両には、東北、北陸新幹線に続き、グリーン車より上級の「グランクラス」を採り入れ、乗り心地を向上させる。定員はグランクラスが18人、グリーン車(1両)は55人、普通車(8両)は658人。内装はナチュラルな白色で、普通車の床は雪の結晶をモチーフにしたデザイン。また、バリアフリー設備として、電動車いす対応の大型様式トイレと多目的室も設ける。
E5系と同様、時速320キロで走行する性能は備えるが、道内での最高速度は260キロ。在来線との供用走行区間は当面、140キロで運行する。
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