江差の観光振興策探る、シンポ

update 2014/4/17 10:01


 【江差】町内姥神町1の高級宿泊施設「旅庭群来(くき)」(棚田清社長)の開業5周年記念のシンポジウム「江差発の観光グランドデザインを考える」が16日、町内で行われた。棚田社長(72)と交流の深い、世界的デザイナーのコシノジュンコさんらの講演とパネル討論で、観光振興のあり方を探った。

 江差町と旅庭群来の主催で、近郊の観光関係者ら約80人が参加した。

 コシノさんは「(旅庭群来の)建築などの素晴らしさに呼ばれて今回で江差は3度目。親戚づきあいのようになると距離や時間は関係ない。このご縁でまたお手伝いしたい」と棚田社長の熱意にほれ込んで“江差ファン”になった経緯を伝えた。

 立花謙二桧山振興局長がコーディネーターのパネル討論で、コシノさんは「(首都圏から遠いことから)気合を入れないとここに来られない。そういうチャーミングなところがいい」。水嶋智観光庁総務課長は「江差について辛口で言うと整備されたいにしえ街道をどう生かすかが大事。外観をきれいにしただけで観光まちづくりは終わらない」と述べ。古田和吉JTB北海道代表は「こういうシンポジウムは心強く地元の動きが素晴らしい」と強調した。棚田社長は「多くの人にお世話になり5年を迎えることができた。何とかこれからも飛躍しなければと熱い思いになった」と感謝を述べた。

提供 - 函館新聞社

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