江差線も居酒屋も楽しんで…湯ノ岱に開店 無料宿泊小屋も
update 2014/4/16 10:04
【上ノ国】郷土料理と温泉、山小屋に泊まっていい旅を―。5月11日限りで廃線となるJR江差線木古内―江差間の旅情を楽しむ人たちでにぎわう中、旅行者らにすてきな時間を届けようと湯ノ岱に居酒屋が開店した。店舗隣に山小屋風の大広間があり、無料で寝泊まりでき、「ゆっくりとした時間を楽しんで」としている。
居酒屋は3月22日に開店。青森出身で帰省時に江差線をよく利用したという、布施てつえさん(64)が「居酒屋 長治(ちょうじ)」をオープンさせた。店名は大好きな俳優、高倉健さん主演の映画にちなみ「お客さんとの出会いを大事に、この湯ノ岱の田舎ならではの素晴らしさを少しでも実感してもらいたい」。5年ほど前に町内市街地で10年間スナックを経営していた。体調を崩して休んでいたが「健康を取り戻して、江差線のにぎわいが励みになった、わざわざ来てくれることがありがたくて」と笑う。
現在、湯ノ岱地区には食堂や宿泊施設はない。鉄道愛好家らは湯ノ岱駅で下車し、町営温泉を訪れるコースが定番で「温泉近くに居酒屋があって寝泊まりできれば最高な旅になるでしょ」と布施さん。固定メニューを置かず、近隣で採れたギョウジャニンニクなどの山菜などご当地料理が中心だ。
居酒屋は午後6時〜翌日午前1時。日曜日休み(予約あれば対応)。 山小屋はスギやヒノキなどの造りでまきストーブ、囲炉裏、浴室もある。湯ノ岱温泉・湯ノ岱駅から5分ほど。問い合わせは布施さん(TEL090・5956・3017)へ。
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