米の路面電車事業者団体が来月来函

update 2014/4/10 10:01


 アメリカの路面電車事業者らで構成する団体「ERA」の会員が5月に函館を訪れることが決まった。3週間かけて日本国内各地を巡り、函館には43人が訪れる予定。市交通部は駒場車庫までの送迎に米国ブリル社製の台車を使用した「箱館ハイカラ號」を運行し、一行を歓迎する方針だ。

 道内での受け入れ準備を進めている札幌の市民団体「札幌LRTの会」のメンバー4人が8日、事前協議のために同部を訪問。同会副会長でERA会員の臼井寛さんによると、ERAは全米の路面電車など公営交通事業者の関係者やOBが会員の中心。定期的に世界各地での視察旅行を実施しており、今回は日本が旅先に選ばれた。

 一行は5月4日に来日。都市間の移動はJRを使用し、東京や富山、広島、鹿児島、愛媛など国内の主だった路面電車の走る都市を回る。函館には同20日に入り、翌21日は札幌を日帰りで訪れる。路面電車を楽しむ旅の締めくくりとして、22日に駒場車庫を見学し、24日に帰国する予定だ。

 同部は路面電車を目的にした海外からの団体客の受け入れは「おそらく初めて」とする。参加者は60歳代が中心で、「古い電車に乗りたい」という希望が寄せられていることから、往時の米国製台車を使用している「ハイカラ號」に乗ってもらうことで、喜んでもらう考えだ。臼井さんは「ハイカラ號の台車を懐かしく思う人もいるのではないか。日本の旅を楽しんでもらえるよう準備を進めていきたい」と話していた。

提供 - 函館新聞社

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