大門地区の催し・美化活動 若者の関心高く

update 2014/4/8 10:58


 函館駅前・大門地区の催しや美化活動などについて、若年層の参加意欲が高いことが、はこだてティーエムオー(渡辺良三社長)が行ったアンケート結果で分かった。一方、10、20代が同地区を訪れる頻度は月1、2回が最も多く占め、若者のニーズを捉えたコンテンツづくりが商店街活性化のカギになりそうだ。

 同社が昨年6〜8月、市民と観光客を対象に同地区の利用状況などを調査。市民へ2075枚配布し、回収率は61%。観光客には聞きとり調査を行った。

 その結果、同地区の利用頻度について市民の32%が「月に1、2回」と回答。「半年に1、2回」が19%、「全く行かない」が13・1%と続き、訪れる理由は「何となく」が31%で最も高かった。

 満足度については、年齢層が上がるにつれ「不満」と回答する人が多く、特に60代以上の年齢層は利用頻度が高いものの、「やや不満」「不満」と回答する人が55%と大半を占めた。不足と感じる点では「店舗の数や業種」、「買い物や飲食以外で楽しめる施設」、「品ぞろえ」が上位を占めた。

 年齢別では、20代の40%が美化・清掃活動に、イベントや催しについても50%が「参加したい、まあ参加したい」と回答。同社は「若者の関心の高さがうかがえ、大門に対するイメージが少しずつ変わってきているような印象を受けた。市民のニーズに少しずつでも応えていけるよう、企画などを考えていきたい」とする。

 今後は若年層のアンケート結果をまとめ、分析。専門家などを交えたまちづくり戦略会議を立ち上げ、同地区の方向性などについて協議していく考え。

提供 - 函館新聞社

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