五稜郭病院の保健師・尾関さん医療福祉連携士取得

update 2014/4/7 10:18


 函館五稜郭病院の保健師・尾関幸子さん(39)が、日本医療マネジメント学会の認定資格「医療福祉連携士」を取得した。医療と福祉、介護との連携・調整をする役割を担う資格で、道内からの合格者は2人目という。

 同学会が2011年に、地域の医療と福祉機能の効率化を図ることを目的に認定制度を創立。看護師や医療ソーシャルワーカー、社会福祉士らが取得し、医療・福祉・介護の連携を図り、患者が必要なサービスを受けながら住み慣れた地域で暮らす手伝いをすることが主な役割。

 尾関さんは同院の「退院サポート室」で、退院後も継続する医療サービスや介護の問題などについて患者や家族と相談しながら、退院後の生活を一緒に考える業務を担当している。病院から在宅へ医療やケアをつなぐためには、介護など各分野との連携、幅広い知識が必要といい、よりスキルアップを図るため受験した。

 昨年7〜12月にかけ、東京で医療や福祉などに関する講義を受講。そのほか地域医療支援病院、介護老人保健施設など4カ所で実習に臨んだ。「他の施設の現場を見ることはなかなかないので、実習を通して現場を見れたことは大きな財産になった」と振り返る。

 高齢化が進み、保健、医療、福祉サービスを関係機関が連携して一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の必要性は高まっているといい、「医療福祉連携士はそのシステムの構築に携わる資格。地域で資格を取る人が増え、地域全体がスキルアップしていけば、函館市にいい形の地域包括ケアを築いていけると思う。資格の認知度を広げていきたい」と話している。

提供 - 函館新聞社

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