「亀」が守る子供の安全 商工会議所銭亀沢地区女性部

update 2014/4/5 10:20


 7日の小学校入学式を前に、函館商工会議所銭亀沢地区女性部(林田鶴子部長)は3日、地域の小学校に入学する児童の安全を願って、手作りのお守りを贈った。銭亀沢の地名にちなんで亀をかたどったお守りで、25年前から贈り続けている。メンバーは「これからも地域ぐるみで子供たちの安全を見守っていきたい」と話した。

 お守りを贈ったのは12人が入学する東小と、1人だけの石崎小の2校。かわいらしい亀のデザインで、アサリの貝殻を甲羅に見立てた。準備は半年がかりで、児童のことを考えながらメンバーが手作りした力作。渡す前には銭亀八幡神社で交通安全の祈祷も済ませた。

 この日、林部長と佐藤栄子副会長の2人が両校を訪問。東小では「新1年生が事故に遭わないように願っています」などと語り、榊博之校長に亀のお守りを手渡した。榊校長は「地域の人たちに子供たちがしっかりと見守られていることを実感する」と感謝した。

 25年前から続く女性部の恒例行事。ただ、子供の減少で作る数も減った。佐藤副部長は「昔と比べて少なくなっているが、子供たちは地域の宝。これからもしっかりと見守っていく」。林部長は「『亀』をランドセルに付けていれば交通事故に遭わない。御利益は抜群」と笑顔で語った。

提供 - 函館新聞社

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