朝市ひろば12日オープン 外国人、新幹線利用客便利に
update 2014/4/5 10:20
函館市若松町の「函館朝市ひろば」(旧渡島ドーム)では12日のオープンに向けて準備が着々と進んでいる。新しい施設では年々増加する外国人や、新幹線利用客に対応するため、国内初となる決済システムを導入するなど、観光客や市民の利便性を高める工夫を凝らした。関係者は「どんな客にでも対応できる環境を整備した」と自信をのぞかせる。
旧渡島ドームが老朽化しことから、北海道新幹線の開業をにらんで昨年秋から改築を進めていた。新施設は鉄筋造2階建て。1階は野菜や物産を販売するゾーン、フードコートを整備。生産者が生鮮野菜を直接販売するほか、フードコートでは地場の野菜を使った料理を味わうことができる。また、市民活動に利用できるイベントホールなどコミュニティー機能を持たせた。
建物はドーム時代とは雰囲気が一変。それに加えて決済システムに最新の設備を導入したことも特徴。増加する外国人観光客向けに国際ブランドのクレジットカード、電子マネーのほか、自国と現地どちらかの通貨を選べる「多通貨決済」にも対応できる仕組みにした。整備を担当した三井住友カード(東京)は「1台の端末で全てのサービスに対応するのは国内初」とする。
また、導入した端末ではスイカなどほとんどの交通系ICカードも利用できる。施設を運営するまちづくり会社「函館朝市まちづくりの会」は「開業後を見据え、新幹線利用客の利便性を高めた。支払い方法も多彩で地元客の買い物にも便利」とした。
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