日銀支店3月、観光を上方修正「回復」

update 2014/4/3 10:27


 日銀函館支店(中川忍支店長)は、各指標に基づく3月の道南地方の金融経済動向をまとめた。全体の判断は据え置いたものの、観光客の増加を反映して観光の判断を「回復している」に引き上げた。同支店は東日本大震災の影響で落ち込む前の水準には達したとみている。

 2月の統計と3月末までの企業ヒアリングをもとにまとめた。全体の判断は「着実に持ち直している」と据え置いたが、それに加えて、「消費税率引き上げ前の駆け込み需要に広がりがみられる」と評価した。

 主要7項目で判断を引き上げたのは「観光」のみ。これまでは「緩やかに回復している」が続いていたが、「回復している」に一段引き上げた。主要ホテル宿泊客数や函館空港乗降客数などが前年を上回る状況が続き、好調を維持していることが要因。ただ、全体を押し上げるまでには至らず、中川支店長は「単価の高い客を取り込めるかが今後の課題」とした。

 また、消費税増税後の観光について「外国人客に影響はなく、好調を維持する」とみる一方、「国内客は不透明。マインドの悪化も懸念している」とした。

 「個人消費」は横ばい圏内だが、駆け込み需要で家電と自動車販売が伸びたほか、身の回り品や日用品などにも広がった。先行きについては「基調としては持ち直しの動きが続くが、増税後の影響について注視する必要がある」とした。

提供 - 函館新聞社

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