50年の歩み記念誌に…高文連道南支部新聞部
update 2014/4/2 10:27
函館市内の高校新聞部の元顧問ら6人が、昨年10月に発行した「高文連道南支部新聞部50年の歩み」を、函館市中央図書館に寄贈した。市立函館高新聞局顧問の橋本孝夫教諭は「当時の高校生の考えや様子、社会とどのような関わりを持ってきたのかが分かる1冊。市民の皆さんにもぜひ読んでほしい」と話す。
高文連道南支部新聞部の設立50年の節目に向けて以前から記念誌の制作を構想し、2年かけて完成。道南の各高校新聞部が制作してきた新聞記事の抜粋や、現在活動している新聞部の活動などを紹介。約200部を発行、同図書館には3月28日に寄贈したほか、高文連加盟校の新聞局や図書館に配った。
制作は函館ラ・サール高新聞部元顧問の東郷征二さん(故人)を中心に、各校の戦前から現代までの新聞を収集。東郷さんの発案で「当時の高校生の生の声」を重視して新聞記事を抜粋し、年代ごとにまとめた。
年表の始まりは1927年の函館商業高の記事で、50年代は高校再編成や男女共学、60年代は安保闘争や高校生のデモ参加、ベトナム戦争など、その時代の高校生の声が書き記されている。
記念誌の制作を終え、旧函館東高新聞部の顧問を30年以上務めた俵浩治さん(82)は「東郷さんの尽力もあり、やっと念願を果たせた。高校の新聞部が減りつつある今、高校生たちの財産、手本の一つとして活用してほしい」と期待を込め、函館ラ・サール高新聞部顧問の川村和男教諭(46)は「思い入れの濃いものになった。道南の新聞部の発展に役立てばうれしい」と話している。
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