消費税8%スタート 家計に負担ずしり
update 2014/4/1 09:48
消費税の税率が1日、5%から8%に上がった。1997年4月以来、17年ぶりの増税実施で、公共料金などが軒並み値上げとなる。家計の負担増大や事業活動への影響をはじめ、駆け込み需要の反動減も懸念され、地域経済にとって大きな打撃となりそうだ。増税直前となった3月31日は、各事業所で料金変更など準備作業に追われたほか、ガソリンスタンドなどでは駆け込みで給油する消費者の姿がぎりぎりまでみられた。
JR北海道函館支社は31日夕方から夜にかけ、管内の各駅で運賃表の付け替え作業を行った。函館駅でも午後6時すぎ、改札前にある運賃表の上に新しい料金表を貼り付けていった。同社では最も距離が短い区間の運賃を160円から170円に上げる。函館―五稜郭は200円から210円になる。
ガソリン価格は1日から一斉に5円ほど値上げとなる見通し。消費税の増税分に加え、地球温暖化対策税が1g当たり0・25円が上乗せされるダブル増税≠ニなるためだ。
市内のガソリンスタンドには次から次へとドライバーが訪れた。アサヒ商会(函館市東山町)の亀田給油所でも終日給油する車で長い列ができた。同社は「各スタンドで先週金曜から駆け込みで混雑が続いている。多くのドライバーが満タンにしていく」とする。
今夏の経済情勢を踏まえ、1年半後の2015年10月にはさらに税率を2%上げ、10%にする予定だ。函館消費者協会は「これから先は消費者一人一人が物価の動向、価格を冷静に分析、見極めることが重要。計画的な消費や購入を」としている。
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