春採りコンブ 台湾へ初輸出 石田水産製造

update 2014/4/1 09:46


 養殖マコンブが成長しきる前に水揚げする函館産「春採りコンブ」が3月31日、初めて台湾に輸出された。石田水産(石田司社長)製造のボイル塩蔵品「御刺身(おさしみ)昆布」で、台湾でサラダなどに利用される。

 函館魚市場(松山征史社長)を経由して800パック(1パック170c入り)、136`を横浜港から船便で送った。台北市内で飲食店6店舗を展開する食品会社に納入、柔らかい食感を生かしサラダ食材として使う。

 台湾では、ワカメを食べる習慣があり、春採りコンブをワカメ感覚で楽しむもようだ。函館地域産業振興財団によると、昨年10月にシンガポールで開かれた日本食品総合見本市でも、台湾と同じようにワカメを食べるタイの業者から春採りコンブについて大きな商談があったが、供給量の問題で成立しなかった。「ワカメより食感がいいと好評価を受けた」と同財団。

 石田水産の担当者は「台湾で需要があれば、今後も出荷したい」と意欲的。産学官連携事業「函館マリンバイオクラスター」の成果で、市内2社が春先に収穫してボイル塩蔵品を生産。同財団は「別のルートでも輸出の可能性を探っている」としている。

提供 - 函館新聞社

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