「海峡鱈子」北のハイグレード食品に
update 2014/3/31 10:19
【鹿部】上質な道産加工食品を選定する道の「北のハイグレード食品+(プラス)2014」に、鹿部町鹿部68のイリエ船橋水産(船橋吉右衛門社長)の「海峡鱈子(たらこ)」が道南で唯一選ばれた。粒子がしっかりしており、口の中でさらっと流れる。吉右衛門さん(62)は「これまでの努力が報われてうれしい」と喜んでいる。
噴火湾の中でも、好漁場として知られる松谷沖で捕れるスケトウダラの上質卵を使う。水揚げされた魚体を見極め、一匹一匹手で触れて卵の状態を確かめる。製品化では卵を塩漬け、天然由来の調味料を使い、添加物も極力抑える。3日間、定温庫で熟成させて完成。保存料は使っていない。
吉右衛門さんは「昔と何ら変わらない製法で、食べてもらえれば違いが分かる。子どもからお年寄りまで抵抗なく食べられると自負できる」という。
タラコ製品では初の選定となり、吉右衛門さんは「同業者が多い中で、うちの商品が選ばれるとは」と謙遜する一方、「ぶれずにわが道を進んできて良かった」と笑顔。営業部長で妻の敦子さん(62)は「ようやく認められてうれしいと思う半面、責任の重さを感じた」と気を引き締める。
吉右衛門さんは「本物志向のお客さまを中心に、もっと多く人にこのタラコを知ってほしい」と話す。
北のハイグレード食品は2011年度以降、毎年選定。道南からは初年度に3品、13年に1品選ばれている。審査員は食の専門家17人で、最上級の道産品としてお墨付き≠得たことになる。
海峡鱈子は300cで3000円、500cで5000円(いずれも税別)。道どさんこプラザ札幌店や丸井今井函館店、東京・歌舞伎座で販売している。問い合わせは船橋水産(TEL01372・7・2010)へ。
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