「認知症カフェ」道南でも 19日に初開催

update 2014/3/31 10:19


 認知症の人や家族が集い、お茶を飲みながら語り合う「認知症カフェ」が全国的に広がっている。家に閉じこもりがちな患者や介護者が安心して過ごせる場所をつくるとともに、地域の支援の輪を広げる狙いもある。函館市内でも「物忘れカフェどうなんでしょうの会」(大橋美幸代表)が発足し、開設に向けて準備を進めている。

 認知症患者は全国で推計462万人(2012年時点)。高齢化の進行に伴い、今後も増え続けていくとされ、患者に対する地域での支援体制づくりが課題となっている。

 厚生労働省は本年度からの「認知症施策推進5か年計画」(オレンジプラン)に、認知症カフェの普及を盛り込んだ。支援策として公的に位置づけられたこともあり、各地で開設が相次いでいる。

 市内では函館大准教授の大橋さんと、「認知症の人を支える会」代表の佐藤悠子さんが中心となり「物忘れカフェ」を始める。

 毎月1回、函館市総合福祉センター(若松町33)で、参加者がコーヒーやお茶を飲みながら語り合う。患者や家族だけではなく、地域住民や学生らも参加することができる。

 佐藤さんは「気軽に来て、世間話や愚痴などを言える場をつくりたい。また、地域の人たちに認知症への理解を深めてもらう機会になればうれしい」と話している。

 初回は、4月19日午後1時半から午後3時半まで、同センター3階会議室で開く。参加費は300円(お茶菓子代含む)。問い合わせは、事務局の佐藤さん(TEL090・6871・9489)まで。

提供 - 函館新聞社

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