イカナポリタンの会発足、ご当地グルメ目指す

update 2014/3/30 10:15


 函館の名物であるイカを使ったナポリタンスパゲティを新たなご当地グルメとして広めようと、市内の飲食店5店舗が集まり「函館イカナポリタンの会」(池田洋二代表)を立ち上げた。池田代表(52)は「食を通して道南の地域活性化につなげたい」と意気込む。

 今や町おこしには欠かせない存在となったご当地グルメ。全国各地で地場の食材を使い、新たなメニューを生み出す動きが活発になっている。

 同会は、これまで函館を代表する洋食がなかったことから、名物のイカと道南で採れる食材を使ったメニューを考案。「昔からある良いものに光を当てたい」(池田代表)との思いから、子どもからお年寄りまでに親しまれているナポリタンスパゲティに決めた。

 同会には、ナナパパ(富岡3)、カルドカルチョ(花園町22)、フルーリール(梁川町22)、月夜のうさぎ(戸倉町34)、リコリス(松風町20)の5店が加盟しており、イカスミを使ったものや緑色のケチャップを使ったものなど、それぞれの店で特色を打ち出す。

 今年秋には10店、将来的には20店程度まで増やしていく考えだ。ラーメン店やそば店など、さまざまなジャンルの店からの問い合わせがあるという。

 全店4月1日から、ドリンク、サラダを付けて1080円で提供する。また、スタンプラリーも実施。5店舗のイカナポリタンを食べてスタンプを5つ集めると加盟店で2カ月間何度でも使える会計10%割引パスポートをプレゼントする。

 問い合わせは、カルドカルチョ(TEL0138・54・3737)まで。

提供 - 函館新聞社

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