お湯で種もみ消毒、JA新はこだて

update 2014/3/29 10:26


 【北斗】クリーンでエコなコメ作り―。JA新はこだて大野基幹支店(北斗市)の倉庫で、種もみの温湯(おんとう)消毒が始まった。通常の消毒剤に代わってお湯の熱を利用、安心・安全で環境にも優しい。

 苗を作る前に、稲の病気を防ぐため消毒する。導入4年目の今年は、同市を中心に管内他支店から請け負った「ふっくりんこ」「ななつぼし」「きらら397」「ほしのゆめ」「きたくりん」「ゆめぴりか」の種もみ3万5755キロを処理予定。減農薬米のきたくりんは作付面積の全量を温湯消毒する。

 殺菌装置に種もみを投入、60度のお湯に10分、5〜6度の冷水に4分それぞれ浸して無菌状態に。脱水、乾燥を経て農家に引き渡す。1日当たり2400キロを処理し、4月15日まで続く。同支店生産施設課の高松弘大さん(30)は「薬液使用が省け、廃液処理も必要ない。クリーンでエコな農業を実践したい」と話す。

 4月20日ごろから種まきが始まり、ハウス内で移植栽培用苗を育てる。

提供 - 函館新聞社

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