青函フェリー新造船「はやぶさ」28日就航
update 2014/3/26 10:04
函館―青森航路で「青函フェリー」を運航する共栄運輸(北村隆社長)の新造船「はやぶさ」(2949d)が完成し、函館港北埠頭で25日、お披露目会が開かれた。乗客定員を大幅に増やしたほか、客室を充実させたことが特徴。今後は貨物輸送に加え、旅客にも力を入れる考えだ。28日に就航する。
新造船のはやぶさは、老朽化した現在のはやぶさの後継船。13年ぶりの新船導入で、国の北埠頭耐震岸壁整備に合わせた。建造費は約26億円で、函館どつく室蘭製作所に発注し、昨年6月に建造に着手。3月16日に完成した。
全長114b、幅19bと、現はやぶさよりも大型となる。トラックは34台が積載可能で、約10台分輸送能力がアップする。乗客の定員も80人から300人に。ベッドを備えた豪華な個室を4室設け、女性専用室も新設するなど旅客に力を入れた。これまでは物流輸送に注力していたが、はやぶさ導入で旅客需要を掘り起こしていく。
お披露目会には関係者ら160人が出席。北村社長はあいさつで「今後はさまざまニーズに応えることができる。道南と東北の地域経済発展に貢献したい」と述べた。28日午後6時の函館発が初便。旅客の予約も好調だという。
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