北のまちづくり賞 「野外劇」の会最高賞

update 2014/3/25 10:07


 創意あふれるまちづくりの取り組みを表彰する道の本年度北のまちづくり賞に、NPO法人市民創作「函館野外劇」の会(中村由紀夫理事長)が最高賞の知事賞に選出された。道南からの知事賞は2003年の江差町歴まち商店街協同組合以来2団体目。

 まちづくり賞の表彰は2001年度から行っていて、05年度からは隔年で実施。本年度は道内各地から21件の応募があった。

 同会は1988年から毎年、国の特別史跡・五稜郭を舞台に函館の歴史を題材にした創作野外劇を上演。7月〜8月上旬にかけて10回前後の公演をし、毎回500人前後の市民らがボランティアで出演している。

 長年にわたり地域の芸術文化の振興に寄与し、世代間交流や多様な組織と連携している点が評価された。

 今年の野外劇は、五稜郭築造150年記念、青函ツインシティ25周年事業の一環として7月11日から計10回の公演を予定。同会の里見泰彦事務局長(70)は「今年の記念公演に向けて弾みがつく賞。道内外に野外劇を知ってもらえるきっかけになる」と受賞を喜ぶ。

 同会はこれまで、道地域づくり優良事例知事賞(93年)や地域づくり表彰(国土長官賞、91年)、北海道ふるさと大賞(97年)、国土交通省手づくり郷土(ふるさと)賞(06年)などを受賞している。

提供 - 函館新聞社

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