「タイヤ公園」のタイヤ撤去へ

update 2014/3/20 10:00


 函館市は大川公園(大川町)内のタイヤ遊具の撤去を検討している。設置後40年以上が経過し、老朽化や現在の安全基準に適合しないためで、2015年度以降に撤去し、新たな遊具を設置する考え。市緑化推進課は同公園が「タイヤ公園」の愛称で親しまれていることを踏まえ、タイヤを使用した新遊具の設置を含め、整備の在り方を検討している。

 同公園内の遊具は1970年にタイヤメーカーから中古タイヤの寄贈を受けて整備した。高さが5メートルある「タイヤロボット」や怪獣映画をモチーフにした「タイヤゴジラ」がシンボルとして設置されているが、国交省が08年に示した公園遊具の安全指針に適合しない状態となっている。

 市は昨年1月、亀田、八幡両小学校4、5年生児童(当時)232人を対象に同公園の利用実態の調査を実施。6割が新しい遊具設置を望んだが、「ゴジラ」などを何らかの形で残してほしいする声も根強い結果となった。

 市は11年度から市内各公園で遊具の更新を進め、昨年3月には公園施設長寿命化計画を策定。同公園内でも一部タイヤ遊具は撤去されたが、既製の遊具にはないユニークさや愛称が地域に定着していることから、今後の遊具や同公園の在り方を模索している。

 18日の市議会予算特別委員会で見付宗弥氏(民主・市民ネット)が取り上げ、松村由紀夫緑化推進課長は「市内では他に類を見ない特徴のある公園。シンボル的施設や現在の遊ぶ機能を引き継ぐ複合遊具の設置を検討したい」と答弁した。

提供 - 函館新聞社

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