「そこのみにて光輝く」上映会、綾野さんに歓声
update 2014/3/20 09:59
函館出身の作家、佐藤泰志(1949〜90年)原作の映画「そこのみにて光輝く」(呉美保監督)の完成披露上映会が19日、函館市芸術ホールで開かれた。主演の綾野剛さんらによる舞台あいさつもあり、詰め掛けた800人の市民から大歓声が送られた。
夏の函館を舞台に、悲痛な過去を背負い生きる目的を失った男と、家族のために必死に働く女の恋愛を描いた物語。昨年6月下旬から約1カ月かけて函館市と北斗市で撮影された。
上映後、プロデューサーの菅原和博さんが登壇し、「佐藤泰志さんの最高傑作の映画が市民の協力で完成し、皆さんにご覧いただけたことが最上の喜び」とあいさつ。その後、呉監督とともに綾野さんが登場すると会場は大きな拍手と黄色い声援に包まれた。
綾野さんは「函館は港町ということもあると思うが、外から来るものに対して快く受け入れてくれる印象がある」と語り、大変苦労したという方言について「函館で仲良くなった仲間たちと毎日一緒にいて函館弁を常に耳に流していた」と振り返った。
呉監督は「この作品は、とにかく愛を描きたいと思っていた。皆さん自身の愛に対する考えを確認してもらえたらと思う」と話していた。
4月12日から、函館市本町のシネマアイリスで先行上映され、19日から全国公開される。
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