こも外し春の装い…赤松街道で体験会
update 2014/3/16 10:25
【七飯】赤松街道を愛する会(寺沢久光会長)は15日、鳴川地区の国道5号沿いで「こも外し体験会」を開いた。昔ながらの害虫駆除のために昨年10月にアカマツの幹に巻いたわらのむしろを外し、虫の様子を確認。春の訪れを感じながら、作業に精を出した。
同会と七飯町、道路管理者の函館開発建設部函館道路事務所の3者による活動。年間を通じて観察会やこも巻き体験会などを開いている。この日は、ボランティアら約50人が参加。寺沢会長は「今年は活動10年目。秋にはアカマツの育苗など記念行事を考えている。アカマツの保全のため引き続き参加してもらいたい」とあいさつした。
参加者はグループに分かれてあかまつ公園周辺の約500メートル区間の約70本のアカマツからこもを外した。中からは害虫のマツケムシなどのほか、害虫を餌にするムカデやクモなどが見つかった。参加者は樹皮を観察したり、虫の種類を集計するなどした。
参加した町大川の小野寺勇治さん(68)は「昔は害虫が多かったと聞いているが参加を始めた5年前と比べても少なくなった印象がある。少なくなったから終わるのではなく、継続しているから効果があると思っています」と話していた。
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