屋根付き岸壁の改修終了 砂原漁港、作業環境が改善

update 2014/3/13 09:50


 【森】函館開発建設部函館港湾事務所が砂原漁港に整備した屋根付き岸壁の改修工事が、このほど終了した。昨年11月から供用を開始しており、冬場の作業環境が改善されるなど整備効果が表れている。

 同漁港で陸揚げした海産物を風雨や鳥のふんから防ぐため、2011年度から荷さばき場に上屋(全長200メートル)を設置する工事を進めてきた。道南では最大級となる。

 11年度は西側90メートルが完成し、部分供用を開始。12年度は残り110メートル部分を建造し、13年度は岸壁のエプロン部分の舗装を行った。すでにスケトウダラ漁に合わせて昨年11月から供用を開始した。

 屋根の幅は12メートル、高さ5メートル。漁船クレーンなどがぶつからないように、岸壁から3メートル離している。天井にはカモメなどの侵入を防ぐ防鳥ネットを張った。

 総事業費は8億6000万円で、うち工事費は6億9000万円。

 これまでの野天作業では、海産物に鳥のふんが付着する恐れがあり、冬場も積雪や凍結で重機を使う作業に支障が出ていた。

 砂原漁協の高山修専務理事は「冬場の作業効率が向上した。今後も衛生管理を重点的に進め、安全、安心な水産物の安定供給に努めていきたい」とした。

 同漁港の水揚げは年間約2万トン。スケトウダラやカレイ、エビ、ホタテなど、さまざまな漁が1年を通じて行われる流通拠点漁港。

提供 - 函館新聞社

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