長原さん 野菜コロッケ 最優秀賞

update 2014/3/9 10:27


 【厚沢部】道の駅で4月下旬から常時販売するコロッケ料理を決める「あっさぶメークイン・コロッケコンテスト」の最終審査会が8日、道の駅であり、厚沢部の看板業長原雅子さん(46)の作品が最優秀賞に輝いた。町内の業者と味付けを改良し商品化する。

 町が100%出資する「素敵な過疎づくり株式会社」(社長・渋田正己町長)などでつくる実行委の主催。揚げたてのコロッケを道の駅に並べ、特産品としてPRしようと初企画。全国から29人による延べ54作品の応募があった。

 このうち書類審査を通過した10作品を、京王プラザホテル名誉総料理長の丸山時能氏が審査委員長となり、作品の味と見た目、厚沢部と道内の関連・商品としての将来性を項目に応募者名をふせて審査した。

 最優秀賞の長原さんの作品は、焼酎用サツマイモ・黄金千貫(こがねせんがん)とニンジン、ゴボウ、手づくりみそなどが材料。長原さんは「2週間かけて3、4回試作した。昔からイモが大好きで、メークインの味を主役にと家族の意見を参考に仕上げた。評価してくれてうれしい」と笑顔を見せた。

 丸山審査委員長は「ヒット商品が出ればいいまちおこしになる」。渋田町長も「多くの人に揚げたてを食べてもらい、厚沢部の良さを感じてもらいたい」と話していた。

 優秀賞にはヤキトリ、八雲牛のすき焼き、シチュー、イカとイカゴロなど個性的な食材を組み合わせた創作コロッケ4作品が選ばれた。実行委は「どれも素晴らしい作品なので限定メニューとして特別販売を検討したい」としている。

提供 - 函館新聞社

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