函館朝市ひろば 4月12日オープン 旧渡島ドーム 市民集う場所に
update 2014/3/8 10:14
建て替え工事が進む函館市若松町の「渡島ドーム」が4月12日、「函館朝市ひろば」と名前を変えてオープンすることが決まった。生産者が生鮮野菜を直接販売するゾーンやフードコートを整備。市民活動に利用できるイベントホールなどコミュニティ機能を持たせ、観光客はもちろん、市民が集う施設を目指す。
旧ドームは1963年に建設。渡島蔬菜(そさい)農業協同組合の運営で約50の店舗が軒を連ね、生鮮野菜や海産物などを販売。北海道新幹線の開業をにらみ、昨年秋から改築を進めていた。市の中心市街地活性化基本計画で、建設には国の補助金を活用。総工費は約5億5000万円。
新施設は鉄筋造2階建て。外観はレンガ調で、ドーム時代とは雰囲気が一変。1階は農産物や海産物など扱う50店舗が入居する「物産街」と生産者らが生鮮野菜を直接販売する「産直市」がメーン。フードコートでは地場の野菜を使ったスープやフレッシュジュース、ラーメン、海鮮丼などを提供する。
市民を呼び込むため、2階部分はイベントホールにした。料理教室やサークルや団体の利用を見込むほか、セミナーなど集会にも使ってもらう。観光客の利便性を高めるため、施設内はWiFi(公衆無線LAN)環境とし、各店では電子マネー、交通系ICカードで決済できるようにする。
4月12日は午前10時からテープカットなどの式典を行う。早朝からの通常営業は13日から。同組合の伍楼進組合長は「オープンが近づき、商売をする人や市民の期待の高さを感じている。多くの市民に来てもらいたい」と話した。
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