函館大の学生、高齢者向け料理を開発へ

update 2014/3/8 10:13


 高齢で歯が弱ってもおいしく食べられるメニューを開発しようと、函館大(溝田春夫学長)の「歯がいいはこだてプロジェクト」の学生メンバー3人が、新年度の試食会開催に向けて活動している。6日夜には、函大近くの高丘町会(武下秀雄会長)の協力でアンケートを行った。

 メンバーは2年の工藤大さん(20)、石井優慈さん(20)、山崎恵汰さん(20)の3人。図書館課長補佐の竹山久芳さんがコーディネーターを務める。

 活動は2012年11月にスタート。歯に関する知識を学んだ後、歯と食事について尋ねる12問のアンケートを作成。自分の歯が何本残っているかや、食べづらい物はどのようなものか、家庭料理で好きなおかずは何か―などを聞く内容で、ホテルやデイサービスなど7カ所を訪れてアンケートを実施。高丘町会は定例役員会の席上、17人に記入してもらった。

 約300件の回答が寄せられており、集計・分析を経て、系列の函館歯科衛生士専門学校と函館短大付設調理製菓専門学校の協力を得てメニューを試作。同町会と連携して試食会を開く予定だ。

 工藤さんは「活動では年上の人と接する機会が多いので、社会勉強になる。自分の祖母も食べにくいものが増えているので、料理ができたら紹介したい」、竹山さんは「函館発の高齢者向け料理を開発したい」と夢を膨らませる。

提供 - 函館新聞社

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