えきに市場、外国人観光客増加で翻訳タッチパネルなど整備
update 2014/2/27 10:00
年々増加する外国人観光客の受け入れ体制を充実させようと、函館朝市の函館駅二商業協同組合(藤田公人理事長)は、えきに市場内に台湾など4つの言語に対応する翻訳タッチパネルを設置するなど環境整備を進めている。現在は台湾人客が多くを占めるが、今後は東南アジアからの来訪者増加も見込まれることから、利便性を高めるサービスを展開していく考えだ。
函館を訪れる台湾人観光客は、2012年秋の定期便就航をきっかけに増加を続けている。「台湾人など外国人観光客が来なければ、商売にならないほど」(藤田理事長)で、同組合独自で行うことを決め、昨年春から計画を進めてきた。
受け入れ強化策は、ウェブサイトを利用した4言語に対応するメニュー表示が柱。サイトと連動する大型の翻訳タッチパネルを市場内に設置。同時にタブレット端末を各店で利用できるようにした。
タッチパネルなどは台湾(繁体字)、中国(簡体字)、韓国語、英語の4つの外国語に対応。画面をタッチするだけで、食堂のメニューや各店の商品一覧などが希望の言語で表示される仕組み。
タッチパネルは2階の食堂二番館に1台設置。注文前にパネルを操作する人が多く、反応は上々という。今後は1階の入り口やイカの釣り堀付近にも増やす計画だ。タブレット端末は各店の接客用。店員は外国語でもある程度の接客は可能というが、タブレットを活用することで、スムーズに納得して商品を購入してもらえるようになったという。
同時にWi―Fi(公衆無線LAN)環境も整備した。「スマートフォンやタブレット端末を持って旅行するのが主流。WiFi環境の整備は観光地にとって当たり前のこと」と藤田理事長。また、東南アジアのイスラム教徒向けに専用表示導入も視野に入れている。「外国人観光客に安心して買い物や飲食してもらえるように工夫していきたい」とした。
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