新年度に基本構想策定 福祉コミュニティエリア
update 2014/2/20 10:05
函館市は、日吉4丁目団地跡地に計画し、高齢者や障害者などの支援機能を配した「福祉コミュニティエリア」の整備基本構想を策定する事業者を3月に公募する。新年度予算案に構想策定費1200万円を計上。市民や民間事業者の意向を把握して理念を定め、事業規模などの精査、事業手法やゾーニングなどの方針をまとめる。
19日に開かれた函館市議会の民生常任委員会(日角邦夫委員長)で市が報告した。
市は、医療や介護、住まいや生活支援を一体的に提供する「地域包括ケアシステム」のモデル的なエリアとして整備を検討。子どもから高齢者、障害者が安心・快適に生活できるよう配慮し、地域一体の生活圏として、地域福祉の将来像を全市的に発信する考えだ。
構想策定の基本的視点は@ふれあい・生きがいA安全・安心・快適B民間活力の活用―のまちづくり。ユニバーサルデザイン導入や事業全体をコーディネートする体制の構築などを含めた。高齢者や障害児・者、子育て支援機能や交流・地域活動、医療機能を持たせ、一般住宅などのほか、特別養護老人ホーム、保育所や診療所などの施設を想定している。
計画地の面積は約6万平方メートル。市は土地の購入を前提に、エリア一体的に事業を担える事業者を考えているが、意向によっては区画を分けブロックごとに売却、賃貸する手法も視野に入れる。
市保健福祉部には現在、同構想について道内外の介護、建設など22の事業者から問い合わせがあり、同部は「関心のある市民や事業者を対象に、出前講座やフォーラムを開くなど情報発信にも力を入れる」としている。
2014年度に基本構想を策定し、15年度に事業者の公募・選定する。
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