「ガールズケイリン」函館に上陸、4月10日スタート

update 2014/2/19 09:58

　女子選手による競輪「ガールズケイリン」が、新年度に市営函館競輪で始まることが決まった。函館競輪場（金堀町）の現施設の範囲内で、男子選手と区分けすることで対応可能となり、４月１０日の市営競輪開幕に合わせてスタートする。市競輪事業部は「新たなファン層の掘り起こしを図りたい」としている。

　ガールズケイリンは２０１２年に開始。競輪の売り上げ低迷打開策として、１９６４年まで開かれた「女子競輪」から４８年ぶりに復活し、現在は２０〜５１歳の５１人が選手登録されている。

　市もファンからの要望を受けて検討を進める中で、選手控室のほか宿舎の部屋やトイレ、入浴施設などを男女別にするなどの課題を抱えていたが、宿舎の廊下をカーテンで区切ったり、入浴時間を男女別に分けるなどの対応を取ることで開催可能と確認。昨年１２月に全国競輪施行者協議会に要望していた。

　宿舎の収容人員を考慮してすべてＦ�U（普通競輪）ナイター開催時に行い、４月１０〜１２日、６月１２〜１４日、９月５〜７日の３開催を予定。男子とは別に１日２レースで、いずれも７人で競う。

　市営競輪はファンが減少傾向にあり、昨シーズンの競輪場への入場者は６万３８８６人と前年度の６７％にとどまった。市競輪事業部は「ガールズケイリンを通じて競輪になじんでもらい、入場者の増加につなげたい」と期待している。

前のページにもどる　　 ニュースをもっと読む

ご注意：
●掲載している各種情報は、著作権者の権利を侵さないよう配慮の上掲載されるか、又は、各情報提供元の承諾の元に掲載されています。情報の閲覧及び利用については「免責事項」をよくお読み頂いた上で、承諾の上行って下さい。
●掲載中の情報の中には現在有効ではない情報が含まれる場合があります。内容についてはよくご確認下さい。