中央図書館、指定管理者制度導入へ
update 2014/2/19 09:55
函館市中央図書館(平沢輝茂館長)は2015年度から指定管理者制度を導入する。効率的運営とサービス向上を目指す。18日に同館で開かれた図書館協議会(川嶋稔夫会長)で、同館が報告した。
同館は2005年に開館し、管理業務や移動図書館車などの業務を民間に委託。委託から8年が経過し、9割を超える利用者が現在のサービスに満足していることから、「市民ニーズの多様化に対応するため、民間のノウハウを活用し、より効率的な管理運営を図りたい」と同館。
また、同制度を導入することで、人件費など年間3000万円の削減につながり、資料整備が充実できるという。同館は「図書の整備費用は減っているのが現状。民間の力を借り、サービス向上を目指したい」とする。指定管理者は公募し選定する。
委託後は、歴史講座や絵本・紙芝居の読み聞かせ会の開催など、同館の事業は継続する考え。郷土資料や古書・古典籍の保存や活用、デジタル化など専門知識や経験が求められる業務については、市直営とする考え。
千歳、港など地区図書室6館は維持し、市民アンケートの結果を踏まえて、開館時間を見直す方針。
指定管理者制度は、道内では釧路市や千歳市などの図書館で導入している。
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