フルマラソン 検討大詰め

update 2014/2/18 10:06


 函館市や経済界、競技関係者などが進めているフルマラソン大会開催に向けた協議が大詰めを迎えている。2016年予定の北海道新幹線開業に合わせ、同年夏に行う方向で調整が進んでおり、フルとハーフのコース案も修正した=別図=。函館商工会議所青年部はコース案のたたき台や交通規制時間をまとめたちらしを作成し、19日に関係町会に配布する。

 フルマラソン実現には地元理解と財源確保、運営スタッフの確保をクリアする必要があり、市教委と道南陸上競技協会、会議所青年部がワーキンググループを作って検討を進めている。

 ハーフマラソンは現在9月に行っているが、フル開催に合わせて6月下旬から7月上旬に移す考え。この時期は公式大会が少なく、長距離ランナーが参加しやすくする狙いがある。

 昨年4月に公表されたコース案は「競技運営上の支障になる個所がある」(市教委)として修正を加えた。千代台公園陸上競技場を出発した後、梁川町や駒場町を経由する。ハーフの第1折り返し地点は銭亀町から湯川町へ、第2折り返し地点は谷地頭町から青柳町へと変更し、高低差を抑えてスピードが出やすいコースにする。

 フルは緑の島を経由するなど、函館の風景を楽しめる内容とする。北埠頭(ふとう)付近に設定していたフル単独の折り返し地点は、北埠頭周辺の工場操業に支障が出ないよう、万代埠頭付近に変更する。

 会議所青年部が作ったちらしには、スタート時刻を午前8時と想定して各地域の交通規制時間を記載しており、19日に沿道の57町会にちらしを配布し、住民への回覧を呼び掛けることにしており「課題があれば連絡してほしい」と話す。問い合わせは会議所青年部事務局(電話0138・23・1181)へ。

提供 - 函館新聞社

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