北斗市長選、高谷氏が無投票再選

update 2014/2/17 10:25


 【北斗】任期満了に伴う北斗市長選は16日、告示され、現職の高谷寿峰氏(62)=無所属=が立候補し、無投票で再選した。市議の補欠選挙(欠員1人)も告示され、新人、元職合わせて3人が立候補し、選挙戦が始まった。投開票は23日。

 肺炎で入院中の高谷氏は16日も病状が回復せず、先月の事務所開きに続き本人不在のまま出陣式や当選祝いが行われた。後援会によると、高谷氏は13日に退院予定だったが、微熱が続き医師の判断で入院を継続。他に立候補の動きがないことから後援会が高谷氏に療養に専念するよう求めた。

 午前8時、後援会事務所で出陣式が行われ、浜西修二会長が高谷氏の病状を説明。石崎幸男遊説隊長らが選挙カーで市内各地を巡り、市長の公約を訴えた。候補者締め切りの午後5時、他に立候補の届け出はなく、再選が決まった。

 当選祝いには支持者約100人が出席。浜西会長ら後援会役員4人が高谷氏のたすきを持ち、万歳三唱をした後、宮崎高志会長代行が高谷氏のメッセージを代読。「公約を市民に直接説明できず大変申し訳ない。新幹線時代にふさわしい北斗市の新たなグランドデザインを明確に示しながら市民協同まちづくりを進める。今後体調を整え公約の実現に取り組む」とした。

 高谷氏は2期目に向け、課題となっている新駅前の企業誘致を強力に推進するほか、道営住宅の誘致やサッカー場の整備、などを公約に掲げている。

提供 - 函館新聞社

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