大間原発提訴表明の函館市応援
update 2014/2/17 10:24
大間原発(青森県大間町)をめぐり、函館市が自治体初の建設差し止め訴訟を起こすと表明したことを受け、市民団体「バイバイ大間原発はこだてウォーク」は16日、市役所前で応援集会を開いた。同原発の凍結を確実にするため、反対する市民の声をさらに大きくしていくことを誓った。
市が提訴表明後、市民レベルの集会開催は初めて。森越清彦弁護士(函館)が、市の訴訟の意義について説明。事故があった場合、周辺自治体の函館に被害が及ぶにもかかわらず、市に対する建設の同意が不要なことが争点となるとした。
住民訴訟で係争中の大間原発訴訟の会の竹田とし子代表は「私たちは実験台になりたくない。そして子どもたちに残してはいけない。いろんな角度から止めたい」と期待を込めた。
集会後、約80人が市役所の周りをデモ行進。「自治体を維持・存続させる権利を!」と書かれた新しい旗を持って「市長、訴訟、ゴー!」「大間原発大間違い!」などと声を張り上げた。
木古内町から参加した農業、松台祐吉さん(62)は「市の提訴は当然。風向きによっては木古内も被害を受ける。市の訴訟を補う市民運動をつくっていくべきだ」と話した。
市は3月の定例市議会での関連議案の可決後、4月上旬にも東京地裁に提訴する方針。
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