函高専学生3人 新ビューア開発
update 2014/2/13 09:55
函館高専(岩熊敏夫校長)の専攻科1年生が、悪天候でも函館山からの夜景を堪能できる「新型函館山夜景ビューア」の開発を進めている。旧型は横方向の視野しか得られなかったが、新型はドーム型パノラマの画像を見ることができる。また、無線化も実現した。
12日、同校であった創造実験の成果報告会で、半年間の研究成果として示した。この日は地元企業のニーズに取り組んだ計28人が全9課題を発表した。
新型の開発は函館山ロープウェイからの依頼で、加藤航さん(21)、中島真太郎さん(21)、山田潤平さん(20)が担当。ハードウェア(ヘッドマウントディスプレイ、処理用パソコン)を変更し、視野角を従来の32度から45度に。画面の解像度も上げ、旧型より臨場感を高めた。頭の動きを検出して無線送信するセンサーを自作したほか、夜景をドーム型に表示するソフトウェアも一新した。
函館山ロープウェイからは「旧型ビューアよりも臨場感が増し、より没入感が得られるようになった」と評価を得ており、進級後も研究を進める。中島さんは「夜景以外にも、観光ガイドなど追加コンテンツを考案したい」と意気込む。
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