プラネタリウム満喫、未来大で公開講座
update 2014/2/9 10:19
公立はこだて未来大(中島秀之学長)は8日、未来大で公開講座「プラネタリウム作っちゃいました」を開いた。学生が手作りしたエアドーム型移動プラネタリウム内での番組の上映や講演があり、子どもから大人まで約40人が星空を満喫した。
プラネタリウムは2012年度に学生7人が作った1号機を使用。直径6・5b、高さ約4bで、材料に農業用ビニールを使い、扇風機で送風して膨らませる仕組み。映像の投影機には、曲面の鏡を使うことで360度全方向が見えるようにした。上映する番組も学生たちが考案した。
上映では、冬の星座の紹介や3D影絵など3番組を約20分にわたって楽しんだ。函館八幡小6年の後藤慈英君(12)は「3Dが面白かった。冬の星座のこともよく分かった」と話した。
この後、移動プラネタリウムに取り組む迎山和司准教授と、函館プラネタリウム館(亀田中野町)を開設したNPO法人函館プラネタリウムの会の村井茂理事長が講演。迎山准教授は「手作りプラネタリウムは数学の知識が必要なので学生の勉強にぴったり。安価と可搬がキーワード」と話した。村井理事長は、函館にはプラネタリウムがないことがきっかけになったとし、「子どもたちに夢を感じてほしい」と期待を込めた。
未来大ではほかに、13年度のプロジェクト学習で、3年生14人がプラネタリウム2、3号機も作り、函館蔦屋書店などで公開した。
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