高校生　最後の就職面接会

update 2014/2/9 10:17

　函館公共職業安定所などは７日、函館市内のホテルで、３月に高校を卒業する生徒を対象にした就職面接会を開いた。卒業を間近に控え、最後の面接会で、生徒らは真剣な表情で企業の担当者にアピールした。

　面接会は１１月に続いて２回目。今年は景気が上向いたことで管内企業の採用意欲が高まったことから、１２月末現在の求人数は９１６人、内定率も７６・３％と過去１０年で最多となった。

　好調な就職状況を受け、この日の参加した生徒は５１人で、前年同時期の面接会に比べて７１人少ない。企業側は前年に比べ４社多い４６社が参加。求人数も１００人多い２５９人分で、企業の採用意欲の高さを示した。

　求人数が多かったのは医療・福祉、製造業、飲食・宿泊業。建設業も前年の５倍で１５人だった。生徒は希望する企業の面接を受け、志望理由などの質問にはきはきと答えた。地元での就職を希望している市内の女子生徒はホテルなど２社の面接を受けた。「卒業までになんとか就職先を決めたい」。別の女子生徒も「事務職に就きたいが、希望の職がなく、厳しさを感じている」と話した。

　同職安は「卒業までに就職先が決まるように全力を傾ける。一般向けの求人で、高校生の受け入れが可能な企業を探していきたい」とした。

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