新幹線開業見据え意見交わす 日高・胆振の4市が函館視察
update 2014/2/7 10:06
胆振、日高管内の官民連携組織「北海道新幹線×日胆(にったん)地域戦略会議」(事務局・苫小牧市)を構成する室蘭、苫小牧、登別、伊達の4市の担当職員が6日、函館市を訪れた。新幹線時代や人口減少社会を見据え、「日胆地域」としての総合的な魅力を高める取り組みを進めており、函館の現状を視察するため7日まで滞在する。
同会議は官民64団体で昨年10月に設立。新幹線開業後に新函館駅(仮称)と新千歳空港の中間に位置する日胆地域に新幹線と空路を組み合わせた旅行形態での観光客誘致を進める考え。
苫小牧市政策推進課の成田晃主査は「知名度がないところからのスタートだが、各地域にいい素材はある。地元にも『日胆』という地域を定着させ、新幹線沿線外に開業効果を波及させるモデルケースとしていきたい」と話す。
意見交換では函館市の企画部や観光コンベンション部の職員が出席。渡島、桧山や青森県との広域連携事業、観光プロモーション活動などを紹介した。特に集客力の高い「はこだてグルメサーカス」や、交通機関や観光施設などで進める公衆無線LAN拠点の整備手法などに関心を示した。
7日は引き続き、新幹線開業イベントや東京オリンピック開催を見据えた合宿誘致などについて意見を交わし、北斗市の新駅予定地を視察する。登別市政策秘書グループの煤孫泰洋主査は「日胆地域も人口減少の課題を抱えている。30年後に地域として生き残る体力をつけるために函館を手本に学ぶ意義は大きい」と話していた。
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