ロシア極東大の学生食堂を開放、ボルシチ 市民に好評

update 2014/2/5 09:56


 ロシア極東大学函館校の学内にある学生食堂「キッチン八幡坂」(元町14)が本年度から一般市民に開放され、ロシア料理が手ごろに楽しめると、地元住民に好評だ。昼食時には学生や近隣住民でにぎわい、山内辰也シェフ(50)は「学生や地域住民が交流できるアットホームな空間を作りたい」と話している。

 食堂は北海道国際交流センターが運営。食堂を一般市民にも広く利用してもらおうと、昨年4月から開放している。11月からは山内シェフが調理などを担当し、「より地域の人に来てもらいたい」と、食堂の内装やメニューを一新。手作りの棚を作るなど食堂の雰囲気作りにもこだわり、リニューアルオープンさせた。

 メニューは、ビーツを使ったロシアの家庭料理「ボルシチ」(スープ)をはじめ、煮込みハンバーグやカレーライスなど。ボルシチは少し甘めで、ヨーグルトを入れてマイルドにした一品。日替わり定食もあり、和洋中がそろう。料理は全てワンコイン(500円以内)で楽しめ、中には5〜6人で訪れる住民も。

 山内シェフは米・ロサンゼルスに30年ほど住んでいたこともあり、今後はハンバーガーなど、アメリカンメニューも取り入れたい考え。また、市民を対象にした英会話教室を週1回開きたいといい、山内シェフは「地域の人たちが気軽に立ち寄れる場所にしたい」と話している。

 時間は月〜金、午前11時半〜午後1時半。定休日は土日祝日。問い合わせは同センター(TEL0138・22・0770)へ。

提供 - 函館新聞社

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