道南の味 弘前でも好評

update 2014/2/4 10:01


 【弘前】弘前市内の飲食店をはしごして飲み食べ歩くイベント「弘前バル街」が1日、土手町など市内各所で開かれた。今回も函館の料理人集団「クラブ・ガストロノミー・バリアドス(クラブ・ガスバリ)」のメンバーが乗り込み、自慢のピンチョス(つまみ)を振る舞って弘前市民の人気を集めた。

 弘前バル街は今回で6回目。冬場に開くのは昨年に続き2度目で、冬のイベントとして地域に定着しつつある。地図と5枚つづりのチケットを片手に市内を回るというスタイルは函館西部地区バル街と同じ。今回は初出店12店を含む74店が参加した。

 函館側から参加したのはガスバリと函館西部地区バル街実行委のメンバー合わせて4人。土手町のホテルニューキャスルにブースを構え、訪れた客に次々と料理を提供した。

 ピンチョスとして七飯町産の王様シイタケを使ったポタージュや函館産エゾシカ肉と厚沢部産メークインの炒めもの、マダラのフリット、鶏肉のネギソースの4品を用意。好みの3品を一皿に盛り合わせた。道南の素材と料理は好評で、200食があっという間に来場者の胃袋に収まった。

 弘前でバル街が始まったのは2011年7月。開催にあたっては函館側の実行委が運営方法などノウハウを伝授した。

 函館の実行委メンバー、田村昌弘さんは「新幹線時代を先取りした民間レベルの青函連携で、互いに出店するなど交流は深まっている」と話す。今回は新幹線開業まで2年余りとなり、ブースには函館観光のポスターなども掲示した。「観光と食の魅力を弘前市民に伝えることができた」と手応えを語った。

提供 - 函館新聞社

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