鬼は外 福は内 威勢よく
update 2014/2/4 09:59
節分の3日、函館・道南の各神社や寺院では、1年の無病息災や家内安全を願う節分祭があり、福を求める市民らでにぎわった。消防による防火豆まきも行った。
○…函館乃木神社(乃木町5)は、拝殿でおはらい後、社務所前で豆まきを行い、約200人が参加した。
松崎睦彦権禰宜(ごんねぎ)と役員が「鬼は外、福は内」の掛け声とともに引換券付きの豆をまき、子どもらがわれ先にと受け取った。券はお菓子やコメなどと交換して参加者を喜ばせた。
函館駒場小3年の高橋陸翔君(9)は「すごく迫力があって楽しかった。今年は昨年より友達とたくさん遊んで、テストでもいい点数を取りたい」と笑顔を見せた。
○永全寺(函館市昭和2、齊藤隆明住職)は、同寺で節分祭を開いた。檀家(だんか)ら約100人が足を運び、歓声を上げながらまかれた豆やまんじゅうを拾い集めた。
法要では参拝者の無病息災、家内安全を願って読経などをした。
式後、齊藤住職らが菓子や豆のほか、特注でくじ付きの「開運まんじゅう」を勢いよくまいた。参拝者は夢中で集め、市内昭和2の自営業熊谷美和子さん(62)は「毎年参加しているが、今年もにぎやか。なかなか拾えなかったが、楽しかった」と話していた。
○…函館市東消防署(黒島良樹署長)は、カトリック湯の川幼稚園(長内由香子園長、園児63人)で、園児を対象に防火豆まきを行った。
防火教育の一環として、幼稚園や保育園で毎年実施している。
この日は、同消防署的場支署の署員が赤鬼と青鬼に扮(ふん)して、火遊びの劇を演じた。鬼は園児にも火遊びをするように誘って追い回したが、子どもたちは玉入れで使う紅白玉をぶつけて勇敢に立ち向かい、鬼を退治。最後は鬼と園児が一緒に「火遊びはしません」と誓った。
○…妙見寺(函館市日乃出町、岡真行住職)は、2日に同寺で節分祭を開いた。市民ら約80人が集まり、豆まきやくじ引きで楽しいひとときを過ごした。
初めに開運招福や交通安全などをお祈り。さらに厄年を迎えた人を対象とした特別祈とうでは、岡住職が一人一人の肩や背中に触れて厄を払い、無病息災などを祈った。
祈とう後は、盛大に豆や餅をまいたほか、くじ引きで参拝者を楽しませた。岡住職は「健康で一生懸命に精進し、努力して1年を過ごしてほしい」と呼び掛けていた。
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