目指せハンター 地域おこし協力隊の荒木さんが挑戦
update 2014/2/2 09:58
【厚沢部】町の地域おこし協力隊、荒木敬仁さん(22)が、ヒグマやエゾシカなどの狩猟に関する免許状取得に向けて勉強している。2日に狩猟免状の試験に臨む。荒木さんは「農家の皆さんと一緒に仕事をする中で、ヒグマやエゾシカなどの農作物の食害状況を目の当たりにし、少しでも問題解決に貢献できればと思い狩猟免許に興味を持った」と意気込んでいる。
同協力隊は、都市部から意欲的な人材を招き、地域活性化事業に役立てる総務省の事業。荒木さんは昨年8月に協力隊の一員として厚沢部に移住。現在は千葉大学4年生で、この春の卒業後も厚沢部で協力隊を続ける。
荒木さんは日本古来のマタギ文化に興味があり、厚沢部の農家と触れ合う中でその思いは増し、銃とワナの狩猟免許取得に向けて昨年11月ごろから本格的に勉学に入った。
厚沢部町の20代の狩猟免許取得者は近年おらず、関係者は「若者が積極的に狩猟に関わることが大事。荒木さんの存在は頼もしい」と話す。桧山振興局によると、管内の狩猟免許交付者は現在約170人で、高齢化などを背景に年々減少傾向にあるため、若年世代のハンター確保に向けて、今回の荒木さんの挑戦は意義深い。
荒木さんは「各種手続き、申請段階で複雑な面があった。この壁をクリアできれば若者のハンター確保もしっかりできるのでは」と提言している。
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