歌で紡ぐ函館 二代目ムックリ襲名・高島さんCD発売
update 2014/1/30 09:58
函館在住のシンガーソングライター高島啓之さん(44)が、フォーク歌手「ムックリ横内」として函館で40年間活動を続けてきた横内輝美さん(67)から「二代目ムックリ高島」を襲名し、待望のCDアルバム「函館を唄(うた)う」を発売した。函館をこよなく愛する2人による伝承がついに実現し、新しい形で市民の応援歌≠ェ歌い継がれていく。
横内さんは昨年2月、函館の演奏集団「ムックリ七味」(会員18人)のリーダーを、引退という形で高島さんに譲った。高島さんはメンバーではなかったが、横内さんの曲を中心に毎週日曜、市地域交流まちづくりセンターでギターの弾き語りをしている。2人は音楽活動を通じて知り合い、横内さんが歌い続けてきた曲を高島さんが歌い継ぐことが決まった。
CDは、HAM函館芸術会議(木村公一議長)が制作した。収録曲は横内さんの代表曲で函館野外劇のテーマソングにも採用された「この子らにはこだてを」をはじめ、「心なごむ連絡船」「野の花たちの声が聴こえますか」「古い路面電車」のご当地ソング4曲。高島さんのオリジナル「逢える街 函館」も盛り込んだ。
横内さんは「これらの歌は路面電車の存続など市民運動と密接な関わりがある。函館の情景を通じて、関わった人たちの思いを紡いでいきたい」と話す。高島さんは「歌に込められた重みをしっかりと受け止め、何十年も歌い続けたい」と決意を新たにしている。
CDは1枚500円。まちセン内のカフェドリップドロップ、カフェくあふぉり(松風町9)で販売している。
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