北斗出身・佐藤まなさん、札幌龍谷高ダンス部で活躍
update 2014/1/24 09:56
北斗市出身で、札幌龍谷高校(上山功夫校長)2年の佐藤まなさん(17)が、同校ダンス部(寺下香奈顧問、部員30人)の部長として活躍している。3月には千葉県幕張市で開かれる全国大会に出場する。「全国優勝するチームにしたい」と士気を高めている。
北斗市内のダンス教室に通い始めたのは小学4年から。6年の時「もっと上手になりたい」と函館市のスタジオ「Rダンスカンパニー」(山崎理恵主宰)に通い始めた。高校でスキルアップしようと同校を見学。ダンス部のレベルの高さと規律の良さを感じ、父敏彦さん(49)の薦めもあり、進学を決意した。
入部時は「ライバルが多く、ますます自分を高めようと思った」と振り返る。部活以外でも、舞台鑑賞や都会の生活が刺激になり、精神的にもたくましくなった。1年からレギュラーで、7月に東京で開かれた「全国高校ダンスドリル選手権大会」(NPO法人ミスダンスドリルチーム・インターナショナル・ジャパン主催、高文連など後援)ヒップホップ男女混合ミディアム部門で優勝。喜ぶと同時に「周りを見て自分たちに足りないものに気付き、これを持てるにはどうすれば良いのかを考えた」と言う。
同部は、前身のバトントワリング部から約30年の歴史があり、約10年前からヒップホップで活動している。部長は代々、引退する先輩が指名するが、今年は佐藤さんが満票で選ばれた。寺下顧問も「佐藤は努力家。入部時から一生懸命だったが、部長になってからは後輩からの質問に即答できるように、また努力を重ねている。部員に対する生活指導も的確」と信頼する。
練習は日曜日以外、約2時間半行う。間もなく道内予選を勝ち抜いて出場する「オール・ジャパン・チアリーディング・アンド・ダンス・チャンピオンシップ・ナショナルズ 2014」(ユナイテッド・スピリット・アソシエーション主催)のヒップホップ部門(高校編成)に向け、外部講師からの振り付け習得に入る。「最近、全国優勝がないので、自分が部長となった大会で制覇したい」と意気込む。
札幌で一人暮らし中で、大会出場に着用する衣装の直しも自分で行う“ダンス漬け”だ。Rダンスカンパニーの山崎さんは「頑張り屋で負けず嫌いだが、力みすぎず、リラックスして大舞台を経験してほしい」とエールを送る。
将来は地元に帰り、指導者になることを夢見る。「札幌に来ることを許してくれた親のため、ここにいる時間はむだにできない。ダンスは自分のすべて。生活が掛かっている」と力強く言い切った。
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