厳冬の海で祈り 寒中みそぎ祭り最終日
update 2014/1/16 10:06
【木古内】町の伝統神事「寒中みそぎ祭り」は最終日の15日、行修者4人がご神体を抱え厳冬の海に飛び込む「海中みそぎ」が行われた。会場には約2500人が訪れ、気迫の荒行に見入った。
別当の藤原哲朗さん、稲荷の宮下知哉さん、山の神の高橋駿さん、弁財天の目時基史さん(いずれも22)が行修者を務めた。4人は13日から3日間、佐女川神社にこもり、昼夜を問わない水ごりで心身を清めて海中みそぎに臨んだ。
この日の気温は氷点下7度、海水温も7度(午前11時現在)。大漁旗を掲げた漁船や多くの観客に見守られ、みそぎ浜に到着した行修者はご神体を清めるため気合の掛け声とともに冷たい海水を掛け合い、豊漁豊作を祈願した。
海から上がると最後の水ごりに挑み、4年間の大役を果たした藤原さんが何度も水をかぶると歓声に包まれた。抽選会などが行われた特設ステージや飲食ブースなどが用意された会場では、町特産のあか牛を使った「はこだて和牛魅了フェア」も開催、焼肉やサイコロステーキ、こうこう汁などに人気が集まっていた。
函館市内から友人と訪れた主婦(63)は「初めて見に来たが、海に飛び込む姿に心から感動した。来年も来たい」と話していた。
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