卒業生の50年 記念誌に…函工高校電気科1963年卒11期生
update 2014/1/13 10:26
函館工業高校電気科を1963年に卒業した同科11期生が、卒業50周年記念誌を制作した。編集事務局代表の森亮さん(69)は「原稿や写真を集めるのに苦労したが、良いものができた」と話している。
11期生は卒業時のクラスの人数が44人だったことから、自分たちを「エレクトリック44」と呼び、卒業後もクラス会で定期的に集まり、絆を深めてきた。記念誌の制作は、2007年のクラス会で、担任だった荻野慶博さん(80)が「記念誌を発行してはどうだろう」と提案したことがきっかけ。出席していた30人が賛同し、函館近郊に住むメンバーが編集事務局を組織して制作がスタートした。
完成した記念誌はA4判で3部構成、126nにも及ぶ。前編は入学から卒業までに担任の荻野さんから学んだことや、社会へ旅立つときにどんなことを考えていたのかなどを卒業アルバムや当時の写真、資料を基に構成。主編は卒業後の50年間の人生をどのように過ごしてきたのかを一人ひとりが執筆した原稿をまとめた。後編では卒業後も続く卒業生と荻野さんの絆を記載した。すでに他界した同級生へ向けては追悼文を掲載。家族から感謝の電話もあったという。
森さんは「荻野先生からは『涙を流して読んだ』との言葉をいただき、作ってよかった」と話している。
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