昨年の市内火災 5件減67件
update 2014/1/13 10:26
函館市内で昨年1年間に起きた火災は前年に比べ5件少ない67件で、平成に入ってから火災発生件数が最少だったと市消防本部のまとめで分かった。同本部予防課は「住宅用火災警報器の普及や、市民の防火防災意識の向上が減少につながったのでは」としている。
函同課によると、建物火災が前年比2件増で47件、車両などのその他の火災が7件減の20件、死者数は1人減の3人となった。
函原因別では、放火(疑いを含む)が前年と同数の11件と8年連続のトップ。コンロは1件減の8件、タバコが1件増の8件、ストーブが4件増の8件となり、暖房機器の取り扱いに注意が必要だという。同課は「昨年連続放火が相次いだが、パトロールの強化や注意喚起を引き続き行って火災予防に努めたい」としている。
函火災の減少要因として上げられる住宅用火災警報器の函館市内の普及率は84・1%で、家主が不在でも通行人などが住警器の音に気付いて119番通報するなど火災を未然に防止した事例が年々増加しており、今年は22件となった。このほか、火災の拡大を防いだ事例も3件あった。同課は「住警器の普及を進めるとともに、市民の皆さんには暖房機器の周辺や屋外に燃えやすいものを置かない、火を使ったときにはその場を離れないなど意識してほしい」と呼び掛けている。
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