江差線三セク、木古内駅に人員配置へ
update 2014/1/10 10:22
北海道新幹線開業に伴い、JRから江差線五稜郭―木古内駅間(37・8`)の経営を引き継ぐ第三セクター鉄道会社の運営について、道は当初無人化を想定していた木古内駅に設備管理などの人員を配置する方針を固めた。16日、沿線自治体と道で構成する「三セク鉄道開業準備協議会」で人員体制などを盛り込んだ経営計画原案を示す。
JR北海道の相次ぐ事故やレール検査改ざん問題を教訓に、安全管理を担当する職員の配置などを検討。8日の道議会新幹線・総合交通体験対策特別委員会で、道が考えを示した。
昨年8月に示した経営計画の素案では、駅の管理体制は五稜郭駅以外の駅は、乗車券販売や改札業務を行う駅員を配置しないとした。ただ、三セク移行後、発着駅となる木古内駅は始発、終着にかかわる業務や、冬場の除排雪、設備の管理が伴うことから相当数の人員が必要と判断した。
三セク会社の人員は当初、道が先行県を参考に試算した55人をたたき台として検討したが、JRとの協議を経て作成した素案では大幅な増員が見込まれると明記。JR側は100人前後の人員が必要としており、安全生を重視し、原案ではそれに近い数字が盛り込まれると見られる。
ただ、三セク会社は開業当初から厳しい経営が見込まれており、人件費の増加による経営圧迫を避けるため、最小限の増員にとどめたい考えだ。
人員の確保については、運輸部門を中心に専門技術を持つJR北海道の社員の出向を要請、順次職員のプロパー化を進める方向で同社と調整を進めている。
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